2007年12月26日

職人冥利

設計者さんや大工さんに比べ建具職人は、意外とお客様の顔を知らない。
住まわれてからのアフターで「スミマセンでした」と手直しする時に会う事の方が多いかも(汗)

イヴイヴな日曜日。お客様宅でお食事に招待していただきました。
設計者さんと工務店さん。直接関わった大工さん。他の業者は建具屋の私だけでした。

この時点で、以前の授業でお話した助演男優賞を頂いた気分。
とても光栄で本当に嬉しかったです。

製作途中は、顔が引きつるくらい焦ったり、脳みそ溶けるくらい悩んだりした事が、
何事も無かったように笑い話で、お施主様を交えながらみんなで語ったりして。

一つの木に対して、一つの作業に対して、物づくりに対して、寛容にお施主様に受け入れて頂いた事が、
何よりも嬉しかった。

特に最近は「なんか気に入らない」とか「よ~~く見たらおかしい」とかミリ単位のミスも見逃さないし許さない!と
厳しいお客様が増えてるのでね。(おっしゃる事はごもっともなのかもしれませんが)

私だけかもしれないけれど、職人って単純だから、嬉しい気持ちを与えてもらうと、ずっとその家のことを忘れないし、
先々もしっかり見ていこうと思うものです。

さてさて、食事後のサプライズなお話。
クリスマスプレゼントを頂きました。私がよく穴の開いた靴下を履いているのをどこかで見ていらっしゃったのか?
感謝感謝です。ってそんな現実的な話じゃなくってぇ(^^);

それに、お嬢さんから頂いたクッキー。

メッセージが、泣けるほど嬉しくて!むさ苦しい男どもがいなければ、ホント泣いていたかもしれない(笑)



「すてきなおうちを、ありがとうございました」って、、

うぅ!ありがとう!そしてメリークリスマス!!

そして、私の作った建具たち。ずっと行儀良くしておいてください(祈)  
タグ :建具職人

Posted by かつしちーせんせい at 00:09Comments(6)TrackBack(0)かつしちーせんせい

2007年12月21日

白熱電球が無くなる?

「白熱球 製造中止要請へ」

政府が温暖化防止として家庭やオフィスの照明で使われている白熱電球の国内での製造・販売を中止する方針を打ち出す見通しとなったそうです。

全世帯が電球蛍光灯に切り替えた場合、温室効果ガスの削減効果は、家庭からの排出量の1.3%に当たる約二百万トンとか。
さて、消費者はどう受け止めるのでしょうか・・・・・

電球形蛍光灯の値段は、白熱電球の10倍以上face08
目先だけで考えると、反感face09を抱く人もいるかも。

でも消費電力は、白熱電球は電球形蛍光灯の5倍!icon12
寿命は電球形蛍光灯の方が10倍長い!icon12

60形の白熱電球と電球形蛍光灯で比較すると、10000時間使用で電気代が9000円、電気形蛍光灯の方が安いそうです。
計算してみると、一日6時間使用して4年半ほどの間に出る差になる。
加えて電球はこの間に寿命から考えると最低10回ほど交換しなければならないので・・・・。
価格差は一個1100円くらいなので、11000円の差が加わることになります。
4年半で20000円、1年で4400円の差となるのかな。

これが一つの家で何個かあると・・・・・
結構な価格差かなicon10
(私の勝手な計算ですので、あしからず)

電球形蛍光灯は、価格が高いし明るくなるまでに少し時間がかかるので、敬遠されていたようですが、最近は明るくなるまでの時間も短縮されている製品も出てきています。

蛍光灯の寿命の長さは実感してます。
できるだけ蛍光灯(電球色)を多様している我が家も、引っ越してから3年ほどは電球交換なしでした。
3年ほどしてやっと使用頻度の高い部屋(居間と浴室)が交換しなければならなくなったぐらいで、使用頻度の低いところは5年経っても健在。
ストックも不要です。

私はやっぱり蛍光灯派かなface01

電球色があるので、白熱電球の良さは残しておけるし。

何より寿命が長いのがいい。

ストックする場所の確保もいらないし、

いらないゴミも増やさなくていいicon22
(しょっちゅう交換してたら、そのたびにゴミを増やしている罪悪感があるしね。)

少々の立ち上がりの遅さは理解していればガマンできるし。

さて、みなさんはどう考えられますか?
  
タグ :電気省エネ

Posted by youko at 12:39Comments(2)TrackBack(0)ようこせんせい

2007年12月14日

断熱材



先日、あきこせんせいが「灯油が高い! 1」で断熱材のお話を書かれていました。
今日は現場での断熱材の施工について少し書いてみたいと思います。


建物の断熱材は隙間無く、床・壁・天井と連続的にきっちりと詰めていかなければなりません。
言葉にすると簡単な様ですが、建物の形は意外と複雑で、
連続的に断熱材を入れていくにはよく考えて丁寧に施工していかなければなりません。

わたしたちの様な監理者は現場の監督さんや大工さんと断熱材を
特に注意して施工しなければならない部分について打合せを重ねて、
お互いに確認する作業をしながら進めています。

写真はそうやって丁寧に施工してもらった断熱材の一部です。
建物が完成してしまえば、隠れてしまって見えない部分ですが、
確実に快適な住まいへ一歩進みます。

全く同じ条件の家で、断熱材をきっちり施工した家とそうでない家とを比べてみてもらえると
体感してもらえたり、光熱費の違いを感じてもらえると思うのですが、現実にはそんなことはできません。

その代わりに、きっちりと建てた家の気密測定をしたり、温湿度を計ったりして、データとをとって、
実際に断熱材をきっちりと施工したことによる効果を感じています。

例え同じ断熱材を使っていても、施工の方法次第で性能は全く違ってきます。
同じ仕様でも手間ひまがかかっているのです。
図面だけでは見えてこない監理や施工の部分ですね。

断熱材に限らず、何でも、きっちりと監理し、施工してもらうにはそれなりに労力がかかってきます。
これが目には見えないけれども、良い家をつくる為の大切な仕事なのだと思います。  
タグ :断熱材

2007年12月07日

日当たり

寒くなってくると、陽だまりの有り難みを痛切に感じますね。
家にも陽射しが入ってきているとポカポカになりますicon01



ある調査で、「住宅の設計内容で重視するものは何ですか?」という質問に、一番多くあった意見が「日当たり」(59%)だったそうです。
次に「耐震性」(47.5%)、収納の多さ(36.5%)、風通し(26%)と続くようです。

耐震性より日当たりというのがおもしろいですね。

この日当たりですが、みなさんどのように確かめておられるのでしょうか。

自分の敷地の中だけで考えていても日当たりは確保できません。
お隣に建っている建物の影響もかなり受けます。
南側に結構敷地の余裕があっても、お隣に2階建ての建物がギリギリに建っていれば、冬場に一階にはあまり陽射しは入ってきませんface07

自分の敷地にとっては南側でもお隣にとっては北側、ギリギリに建っていても文句は言えませんし・・・・icon11

自分の家にどれだけ陽射しが入ってくるか、それは何時から何時までなのか・・・・
気になるときは、日影図というものを作成して確かめたりします。
お隣の建物の影が自分の敷地にどこまで影響するのか確かめるのです。

以前も、南側に4mくらいの余裕があった住まいで、1階に冬場どれだけ陽射しが望めるか確かめてみると、以外に欲しい時間帯に少ないということがわかりました。

日当たりもかなり重視されていた住まいなので、結局リビングを2階にして、陽射したっぷりにしたことがあります。

実際にも冬場リビングは、暖房は不要なほど暖かいicon22
1階の南側の部屋は、結局寝室にしました。
東にも窓があるので朝は陽射したっぷりで、南側からの陽射しはやっぱり少なかったです。
まあ、居間も寝室も部屋の用途を考えるとぴったりの条件にはなったかなと思います。

こうやって考えると、みなさんが大事にされている日当りもしっかり理論で確かめることも大切だなと思います。
南側をたっぷりあけといたら大丈夫だろうって、思い込みで建てていたら、実際一番欲しい冬場の日当たりがあまりないface08なんてことになりかねませんよ。
  

Posted by youko at 22:40Comments(0)TrackBack(0)ようこせんせい