ようやく週末!
でも今週の天気はあまり期待できないのかも!?
「200年住宅」って言葉 聞いた事ありますか?
今月始めのNHKニュースでも ちらっと(本当にさらっと)
取り上げられてましたが
自民党の住宅土地調査会(福田康夫会長)は31日、耐久性が高く数世代にわたって利用できる超長期住宅の普及促進を目指す「200年住宅ビジョン」を策定しました!
最近のワイドショーは どこを見ても
年金問題 ですが
この問題も 年金問題の形がついたら 考えてもらいないな~
要するに
今まで造っては壊してきた住宅
を もっと長く使いましょうよ!
ってことなんですが・・・
平均で 日本の住宅は
約30年、アメリカの住宅は
約50年で
建て替えられているという話は
耳にされたことがあると思います。
日本の気候風土が原因で それは
しょうがない話 なのでしょうか?
いえいえ そんなことはありません。
正しく造り 正しいメンテナンスを続ければ
もっと長く住宅は持ちます
家は建ててからが重要なのです。
友人のアメリカ人の義理の父は
毎日 6時には家に帰ってくるそうです。
それから 子どもと遊んだり 家のことをしたり・・・
家で過ごす時間が長いため
家への関心も高く 大切にメンテナンスし
価値を上げていきます。
15年で
1割(!?) に価値が下がってしまう 日本の住宅とは大違い!
そんなに価値を下げられては 住宅に手をかけるのも・・・
って思ってしまいますよ ね
そこで このビジョンの中では
住宅の長寿命化を進めながら中古住宅の流通を促すため、
(1)新築時の整備基準、200年後を見据えた維持管理の目安を盛り込んだガイドラインの策定
(2)リフォーム履歴などを明示する「家歴書」の制度化
(3)住み替えや長寿命住宅に合った新たな住宅ローンの構築
などを あげています。
(1)については おいおい 勉強していくとして
(2)家にも履歴書が必要。と謳っています。
それには新築時の詳細な図面も含まれます。
構造図があれば より綿密に構造計画を加味したリフォームができます。
設備図があれば 壊すことなく 水廻りの計画ができます。
(自宅の排水経路・給水経路・ガス管の位置が分っていますか?)
等々 平面図・立面図だけでは詳細に計画できなかった部分に対し
詳細な図面があると リフォーム計画は立てやすくなります。
(3)もちろん 同じ値段で 急に
30年しかもたなかった住宅が
200年もつわけがありません。お金の工面も重要な要素になります。
例えば、住宅をローンとともに売却する「アシューマブル(債務継承型)ローン」や、
所有住宅を担保に生活資金を借り、
借り手の死亡時に住宅を処分し一括返済する「リーバース・モゲージ」といった施策を
利用することで、資産が少ない消費者や高齢者が住宅を購入でき、
中古住宅の流通にもつながりそうでしょ?
それ以外にも 中古住宅の流通促進のため、リフォームした住宅を業者から購入する際の消費税軽減などを盛り込んでおり、国土交通省は平成20年度の税制改正で要望する方針だそうです。
法整備がなされ 中古住宅の売買時に 経年数のみでの価値ではなく
いろいろなことが 評価され価値に繋がるといいな~