70点ハウスでいい?
あなたは何点の住まいならいいですか?
100点と行かないまでも90点ぐらいは欲しいですよねー。
でも今は70点くらいの家がかなり建てられています
まあ合格ラインギリギリってとこでしょうか。
昔から住まいづくりは地域の工務店が担当してきましたが・・・・
世の中が変わってきて、なんでも儲け主義一辺倒。
住まいも商売道具としてだんだん扱われるようになってきました
儲けを出すためにはどうすればいいか。
そんなことばかりを考えていると、どうしても
手間を省くことに夢中になってしまいがち。
なので、地域工務店のなかには20点ぐらいの住まいをつくるところから90点以上の住まいをつくるところまで出てきてしまって、住まいを建てたい人にとっては、どこが違うのわからない状態
そこで登場するのが、ハウスメーカー。
大手という資本の安心感と工業化やシステム化などによる安定性が武器
20点ハウスなんて絶対イヤ!という住まい手の気持にサクッと入り込んで成長!
このハウスメーカーの住まい、私は70点ハウスだと思っています。(あくまでも個人意見ですが)
大量生産で成り立っているので、
たくさんの人に気に入られなくてはならない。
なので、個性的ではない。というか代わり映えのない感じ。
全国のどこにあっても同じ感じだし。
それぞれの住まい方に合わせた住まいではなく、
住まいにあわせていく感じです。
テレビCMなんかで、いかにもおしゃれな感じを演出していて、こんな住まい方したいなあと思わせてくれる。
でもどんなにいい宣伝文句も
住まい方を強制されてる感じで、あまりいい気分ではないなあ。(私だけかな)
それに住まいは、どんなに工業化しても、今のところ手作業から逃れることは難しいようです。
かなりプレハブ化が進んだ住宅でも工場生産部分は50%程度で、残りはやはり職人さんの手によるものなのだとか。
こういった中で、営業費や宣伝費を確保するために
職人さんの手間代はかなり安く絞られています
でも、継続的に仕事があげるからーと職人さんには、そこそこの仕事をするように無言の要求
こんな中で、職人さんに100点の仕事をして!って言っても無理。
70点(メーカーから文句を言われない程度)ぐらいの仕事になるのが当り前
それにハウスメーカーの住宅はほとんど営業マンが打合せをされます。
なぜ
設計者がしてもいいのでは
と思いますが、そこはやはり経費がかかるからしない。(たぶん)
それに規格化住宅であるために、設計者の登場は必要ないのかも
そんなこんなで70点ハウスかなーと思ってます。
まあ、それでも住まいに必要とされる性能をすべて満足してるんだしいいんじゃない?
それに、大手という安心感があるし。
という方には一つの選択肢だとは思いますが・・・・
でも残りの2、30点には、
住む人の個性を活かした考え方や、つくる職人さんの将来への配慮などが潜んでいます。
一見、そのあたりは贅沢な部分に思われるかもしれませんが、
そのあたりの細やかな配慮が、
住まいの耐久性などには大きな影響を与えるものなのです。
70点で25年。
90点で60年。
住める時間もかなり差がつきます。
じっくりよく考えて選択しましょうね
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