住まいが変われば、暮らしが変わる

住まいの小学校

2009年10月29日 13:24

今回は、自らの住まいを
資源を循環させ、環境と共生し持続可能な生活ができるように変身させ、日々充実感のある暮らしを送っていらっしゃる鈴木有先生のお話をおうかがいしました。



雨も晴れも生活に生かせる住まい。
自然素材に見守られ季節を敏感に感じ、微生物にも気を配り学ぶ暮らし。

ちょっと手間のかかることはあってもそれを楽しんで心豊かに暮らせていますとのこと。

現代の技術を取り込んで、現代的な生活水準の質をほどほどに保ちながら、昔の民家の暮らしの精神を生かした住まい。
この住まいの暮らしは、「人間として本来の豊かさとは何か?」を見直す時間となった。

そうおっしゃています。



先生の実践されている内容を物理的に考えれば、費用が・・・とか手間が・・・・とかで、
無理だなぁという結論になってしまう人も多いかもしれません。

でも、大切なのは、

住まいが変わり、自然との共生を重視する価値観が確かなものになった。
暮らしが変わり、人も変わった。
人が変わると、自分の周りの人との関係もより強いつながりとなり、新たなつながりも増えていった。

こうお話されていることなのでは、ないでしょうか。

たかが住まい・・・されど住まい。
心を失わずに豊かな暮らしをするための大切なもの。

それをどうやって実現していけばよいのか、
どうやって大切なものだと伝えていけばよいのか、
みんなで、もっともっと考えて行きたいと思います。

これは住まい手だけでなく、つくり手も今こそ考えるべき時です。

大切な住まいをつくりあげるものたちから、真剣に本当によい住まいとは何か、自問自答しなければなりません。
そうでなければ多くの住まい手に伝わらないのですから。

後半はみんなで
先生の地元の和菓子を、木考塾のメンバーが用意してくれた杉のへぎ板にのせていただきながら座談会。













いろいろな意見や考え方が出てきて、有意義な時間でした。

共通していたのは、

未来に向けて、
ちゃんと伝えていかなあかん!
ちゃんと考えていかなあかん!

といったところでしょうか。

住まいについて、いろいろ考えてみようと思われる方、ぜひ参加してみてください。


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