かつしちー先生、初授業です、、(ってまた、ようこ先生と被って投稿。スミマセン)
先日、
「NPO法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会(以下一粒の会)」の会長さんから連絡が入り、
事務所になっている近江八幡市にある「旧八幡郵便局」に行ってきました。
伴政憲会長は、私の高校時代からの友人(悪友?)2年ほど前に、ファーザード復元工事に声をかけていただき、
それから、ちょくちょく補修や復元などでお邪魔しています。
一粒の会では、ウイリアム・メレル・ヴォーリズの建築物の保存活動を行っておられます。
旧郵便局でも熱い想いを持った有志の皆さんが、手弁当で休みの日(主に土日)に作業に励んでいました。
正面は、大正10年当時の雰囲気を美しく再現されていますが、その他は、痛みがかなり激しい様子。
今回の会長さんからの相談も「私達では出来ない所を何とかして欲しい」との事。
玄関の復元の時もそうでしたが、まず疑問というか心配に思った事が一つ。
ボランティア精神だからといって、自分たちの想いだけで施工してもいいのか?予算の都合もあるだろうけど
本来、古くからの施工方法を知っているプロに任せてリアルに復元補修をすべきでは?と言うことです。
伴(もう呼び捨て)が出先から戻るまで、ヴォーリズの紹介を一人で見ていると、(日本名は一柳米来留って言うんですね)
いつの間にか
これも歴史なんです(`・ω・´)シャキーン━━━!!
と私なりに解釈するようになりました。
人生も山あり谷あり。建築物にも歴史がある。ず~~っと同じ姿形で現存するもの。焼失したもの。
所有者や用途が変わってきたもの。
ヴォーリズの建築物でも例外ではなく、長生きするもの、荒れて取り壊されるものが出て来ます。
旧八幡郵便局も、用途が変わり、美しい曲線のファザードが取り壊されていた時期もあったのだし、
有志の手によって、少しずつ昔とは変わっていく部分があっても、
それは、この建物の運命というか、歴史になるんだなって。
それを確信したのが、パネルで紹介されていたヴォーリズの言葉を読んだ時、、、
「建築の風格は人間の人格と同じく、その外見よりもむしろ内容にある」
これなんですよね!様々な建具工事に携わり、「オシャレだけどなんかしっくりこない」「質素だけど
オーラ感じる」
って工事を終えたときに思うんです。答えはこの言葉にあったんです!(私の中でね)
会の運営は決して楽ではないでしょうが、地域に愛され励まされているんだから、がんばって欲しいです!
出張おうま劇場-かつしちーせんせいと会長の巻-
ゲストは一粒の会 伴政憲会長です。
汗を流し作業されてました!
伴会長と私は高校の時からの仲良し。
思い出として、、、
んぐっ!!
何を話し出すか分からない、かつしちーせんせいの
口をつまむ伴会長(^^);