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Posted by 滋賀咲くブログ at

2007年04月18日

木組のなまえ1

今日は、木造軸組の部材の名前のお勉強です。
知っているようで知らないという方が多いのではないでしょうか。
柱と梁の区別とか・・・・

昔は、住まいづくりも地域の人がお手伝いしてたので、部材の名前もあたり前のように知っていました。でも最近は、できあがった住まいしか見る機会がなかったり、しかもこういった部分は見えないようになってる住まいも多いので、意外と知らない人が多いようです。

というわけで、
今日は、写真でどれがどんな名前か基本的な部分をちょっとだけ紹介しますね。


柱(はしら)・・・1階から2階までずーっと1本でつながっている柱は、通柱(とおしばしら)と言います。
1階と2階の間の梁で分断されて、各階ごとに分かれている柱は、管柱(くだばしら)と言いま
す。柱は上からの荷重を支えたり、上からの荷重を下へ下へと伝達したりします。

間柱(まばしら)・・・柱と柱の間に入れる壁下地材。

梁(はり)・・・柱と柱の間に水平に架け渡されている部材。2階の床や屋根を支えます。

土台(どだい)・・・柱から伝達された力を基礎に伝えます。これが腐ってしまうと家が傾いてしまいます。

筋違(すじかい)・・・筋交とも書きます。耐力壁に設置する部材。
地震や風に抵抗して建物が変形しないように入れます。

根太(ねだ)・・・大引や梁の上に直交方向に入れます。
床下地材として、床の重量や床が受ける荷重を大引きや梁に伝えます。

大引(おおびき)・・・1階の根太を受ける部材。土台と土台の間に入れます。

昔、私の若かりし頃、同じ事務所の同僚が、根太(ねだ)を「ごんた」と言ってましたkao11
図面を見ながら「このゴンタがね・・・・」と言われ、私はiconN05iconN05iconN05
何を言っているのかしばらく理解不能。
大学で建築を勉強してきた人なのに・・・・・icon11

なかなかいざとなってからだと、聞くに聞けないことってありますよね。
でも知ったかぶりも、かえってややこしくなります。

いざというとき、住まいのことをちゃんと伝えたり、聞いたりできるように基本的なことは知っていた方がいいと思いますよkao05

はーい、今日は、ここまで。
また、追々いろんなことばをお伝えしていきます。
  


Posted by ようこせんせい at 14:29Comments(0)ようこせんせい