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Posted by 滋賀咲くブログ at

2007年08月15日

介護保険で手摺♪

お盆休み・・・・
みなさん、いかがお過ごしですか?
久しぶりの更新icon10
あれよこれよと言う間にお盆になってしまいました。
なかなかみなさんお忙しいようです。

今日は、介護保険のお話・・・というかちょっと身内で経験したお話を。

梅雨前に調子が少しよくなくて、かなり気落ちしていた義母face07
足が思うように動かないようで、散歩にも行けないようでした。
本人にとってはトイレに自分で行けなくなるのではないかという不安感が、より一層気分を滅入らせる原因だったようです。

家は、父も母も元気で足腰が丈夫だったので、必要以上の手摺は取り付けていませんでした。
トイレとお風呂には危ないこともあるかもしれないということでずっと以前から付けてあったし、寝室とトイレは目と鼻の先で、そんなに不自由はなかったのですが。

でも、家の玄関は道路とかなり段差があり、階段を何段か上り下りしなければなりません。
寄りかかるところもつかむところもないので、足が少し不自由になると危ないし、恐くて上り下りができませんface08



そうすると、外に行くにも億劫になるし。
ということで、玄関周りと玄関までの廊下に手摺をつけよう!ということになりました。、

また少しでも金銭的な負担を軽くするために介護保険も利用しようじゃないかということにもなりました。
いざ、介護保険!といってもまず認定を受けなければなりません。
どんな段階か、役所の方に判断していただきます。それによって補助も受けられるかどうかが決まります。
まずは、その手続きから開始です。

これが結構面倒くさい。(私だけかもしれませんが)
あっちこっちに電話したり、書類書いたりicon10icon10

こんなん年寄りに無理やわ!と実感しました。

手続きの順番を説明してもらっても いっぱい言われると覚えてられないしicon11
(もしかして私も年なのか?)

とりあえず、役所の方に審査していただくところまで到達icon22

いろいろな質問に義母が答えます。
いろいろ気を使って質問されるんですが、あきらかにボケてないか確かめているような質問がばかりです。
「今日は何日ですか?」
「お買い物に行って800円のものを買いました。千円札を出したらおつりはいくらだったでしょう?」とか。
あまりにも簡単すぎて唐突な質問に義母がとまどったり、義母が答えなければならないことを元気な義父が横から答えたりするハプニングもありましたが無事終了。

結局、要支援2という認定結果。
一応手摺をつける工事費にも少し補助金がでることになりました。

ここまでにも結構日数がかかり、本当に年寄りだけだったら、途中であきらめてしまうんじゃないかと思いました。
でも補助金がいただけるのは有難いこと。
かなり負担度が違ってきます。
そして、工事をしてもらい、無事手摺が取り付けられました。





そしてひと月・・・・
義母は、すっかり元気に。
どうやってでも死ぬまで一人でトイレに行けるようにしておきたいから、足腰が弱らないように散歩に行ったりして鍛えていたいという思いが叶って、気持もかなり楽になったようです。
手摺をつけるだけで、生き生きして過ごせるようになった義母を見ていると本当によかったと思います。
介護保険にも今回は感謝ですicon12

介護保険や市の高齢者住宅改造の補助制度などでかなり負担は軽く済みました。
すべて自己負担となるとできなかったかもしれません。
こういった制度を利用して、少しでも元気で過ごせる時間を増やせることが大切ですよね。
たかが手摺、されど手摺です。

でももっと手続きを簡単にしてあげてほしいです。
手続きの順番や、何度も電話で連絡があったり、お年寄りには戸惑うことばかりだと思います。
担当の方はみんな親切で対応もとてもよかったのですが・・・・・
誰かが力を貸してあげないとしんどいでしょうね・・・・。  


Posted by ようこせんせい at 13:31Comments(0)ようこせんせい

2007年08月05日

木の伐採体験してみませんか?

大津の森の木で家を建てよう!プロジェクト で、9月8日に開催される

木の伐採体験、製材見学、刻み見学のツアー

住まいに使われる木が、山から大工さんのところまでの道のりが見学できます。

できあがった住まいの見学だけでなく、それに至るまでの工程を見るのと見ないのとでは大違い。

知らなかったことを知ることで大事な何かが見えるはず。
住まいも大切にしたくなるはず。

食べ物でもどんな風に作られているのか体験すると
大切に食べたいと思う気持が湧いてくると思います。

住まいも同じです。
住まいを粗末にしないように、体験してみませんか?
木が生きていることを実感できると思います。

興味ある方は、どうぞ参加してみてください。

詳しくはこちらをご覧ください。
お問い合わせ先は、大津林業事務所か滋賀南部森林組合です。

  
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Posted by ようこせんせい at 22:40Comments(0)ようこせんせい

2007年08月02日

なんか変!

なんか変です kao11

先日通りがかった交差点の角。



お寿司屋さんとハンバーグ屋さんのコラボ?
どちらもテイクアウトという共通点はあるものの、
それぞれの特色を表現した外観ではあるものの、

変だぞ?!

誰もこれを見て変だと思わないんでしょうか・・・・

町の風景として、これでいいんでしょうか・・・・

今朝、新聞の片隅にある漫画家の家に近隣の住民が工事差し止めの要求をしたと掲載されていました。
あきらかに周りの風景に合わないものが外観につけられるとかなんとか。
実際にどんなものが計画されているのかわからないので何とも言えませんが、
やっぱりおかしいものはおかしいと言いたい。

自分とこの建物だから何をやってもいいってことはないですよね。
看板もしかり。
洋服の○○やまのバカでかい派手な看板だって許せない。

違和感のある外観が、ズラーっと並んでいる住宅街も許せない感じです。
その町並みを見ていて、気持悪くなることもしばしば。
人の好みは人それぞれというものの・・・・・
あの外観は本当にそこに住む人が望んでいるものだろうかと疑問に思います。

個人的な考えですが、儲けることに主眼をおいている不動産屋さんが街をつくっていることが、許せない。不動産屋さんに誰しもが納得できるような街づくりができるわけがないと思っています。
不動産屋さんは、土地や建物を必要としている人の手助けをするプロ。
街づくりや建物づくりのプロではありません。(私はそう思っています)

町並みはみんなでつくるもの。
そしてみんなのものなのです。


家の外観は、人が自分の好きな服を好き勝手に着ているのとは訳が違う。
(最近は、見ているほうが嫌になる服装もありますがicon10

建物の外観は、普通でいいから、誰しもが空気のように受け入れらるものにする意識、そうでないと恥ずかしいと思う意識をみんなが持ってくれたら、もっといい町並みになるような気がします。

気持ちよく歩ける街がいいです。  


Posted by ようこせんせい at 13:15Comments(0)ようこせんせい

2007年07月28日

地鎮祭

今日は地鎮祭のお話をします。(実は、今日地鎮祭だったのでicon10

地鎮祭と言ってもいろいろな形があります。
一番多いのは神式。



他に私が立ち会ったことのあるものと言えば、
仏式、カトリック式、金光教などです。
他には、神主さんや和尚さんを呼ばずにお施主さん自らがお清めをしたり、
宗教にとらわれず、お施主さんと職人さんたちとの顔合わせ兼ねて、起工式みたいにしたり。



いろいろな形はありますが、お祈りをする目的は一緒。
その土地の神様(仏様)にこれから土を触らせていただきます。住まいが立つまで無事見守ってくださいとお願いするのです。

今日は一番多い神式の地鎮祭を紹介します。



お飾りは、神主さんが用意されます。
お供えは、神主さんが用意されたりすることもありますが、
おおよそ海のもの、山のものを用意します。
海のものは昆布やするめ、鯛の尾頭付きなど。
山のものは季節の野菜や果物です。
あと、お清めに使う洗い米や塩、お神酒を用意します。


用意するものは何か、ご祈祷料はいくらかと聞かれることが多いのですが、
神主さんによって違うので、そこは割り切ってお願いする神主さんにはっきり聞くのが一番だと思います。
みなさん、そう何度も地鎮祭なんて経験することはありませんから、わからないのが当り前。
そのあたりは神主さんも心得ておられるので、遠慮せずにお聞きになったらいいと思います。

式はどんな形でもおおよそ30分程度。
暦でいい日を選んで、午前中に行うことが多いです。

進行はいろいろですが、簡単に説明すると

神主さんが神様を呼んで、これから工事をしますと報告。
そして敷地の四方を清めます。



祈祷する場所の脇に盛った砂山で、設計士が草を刈り、施主さんが土を掘り、神主さんが鎮め物を置き、工務店が土で埋めるといった仕草を模擬的に行います。
みんなで榊をお供えしてお礼をします。
神主さんによって神様が帰られます。

こんな感じです(簡単すぎるかな?)




信仰心は人それぞれなので何とも言えませんが、地鎮祭という形で、住まい手やこれから工事に関わる者に、気持ちを引き締めることと、改めて顔を合わせることでお互いの信頼感を確かめ合う機会になるではないかなあと思います。

住まいを建てる中で、地鎮祭、上棟式といった儀式があります。
最近はこのような儀式も無駄な費用がかかるからと省略されることもあるようです。
これらは、絶対にしなければならないものではありませんが、信仰心とは離れた部分になにか意味があるように思えます。

何度も立ち会ってきて思うことは、この儀式と言う区切りが、住まい手とつくり手の信頼と感謝の気持ちを改めて確かめ合う場となり、その信頼と感謝の気持が知らず知らずにその住まいに表現されていくような気がします。

別に儀式で表現する必要もないと思いますが、住まいづくりの中で何か忘れたくない大切な気持ちのような気がします。

余談になりますが、神式ではお飾りの真ん中に鏡があります。
神鏡は、お参りをする際に自分の姿を映して、自分の心を振り返り、自分自身のエゴを捨てて、神様のように皆の為に生きる自分に成り、自分自身を神様のように拝むといった意味があるようです。

このような気持ちこそ、住まいづくりに関わらず大切にしたい気持ちだと思います。

私は、地鎮祭の度に自分のエゴの反省もしていますkao08  


Posted by ようこせんせい at 23:55Comments(0)ようこせんせい

2007年07月11日

雨と屋根

毎日雨が続きますね。
洗濯物が大変ですicon10

これだけ雨が降ると、昔なら雨漏りがアチコチで・・・・といったことがなかったですか?
私は古い家に住んでいたので、雨がひどいと家の中は洗面器やバケツだらけicon11になっていたことを思い出します。
今の家は、防水もよくなっているので、めったにそんなことは起こりませんが・・・・

雨漏りの原因には、屋根材の劣化などが考えられますが、屋根の形状も結構大きな要素になります。
複雑な屋根の掛け方になるほど、雨漏りの原因が大になります。

複雑な屋根になるのは、平面プランが複雑だから・・・・・
あちこち、凸凹な形は屋根も複雑になります。

今日は、基本的な屋根の形状を紹介します。

まずは、切妻(きりづま)



一番単純で基本的な掛け方。

次は入母屋(いりもや)



いなかのおうちでよく見かけますよね。
切妻よりちょっとりっぱに見えるのかな。

次は寄棟(よせむね)



ちっちゃい写真ですみません。
切妻の前にも屋根面ができています。

住宅で基本的なものはこんな感じです。
平面プランが四角でなければ、これを組み合わせて屋根の掛け方を考えます。
へたな考え方をすると、雨水を溜めることになったり、複雑な雨仕舞を考えなければならなかったり。
建った当初は大丈夫でも、時間の経過とともに複雑な部分は劣化が他より進みます。

屋根の掛け方も十分に考えながらプランづくりをしないと
後々、後悔することに。

最後にもうひとつ最近よく見かける片流れ(かたながれ)を紹介。



はやりかもしれませんが、最近見かけることが多いですね。
この屋根は単純に見えて要注意iconN04

写真の「ここ」の部分に屋根の折り返しがないケースもよく見かけます。
上がりっぱなしの感じです。
見た目はすっきりなんですが、軒先から雨水が外壁に向かってくる可能性があります。よーく考えて軒先の処理をしておかないと雨漏りの原因になることもあります。

もうひとつ、最近多いもので、雨漏りの原因になりやすいもの。
ルーフバルコニー

1階の部屋の上がバルコニーになっているもの。
コンクリートで建てる建物などは別ですが、木造ではあまりおすすめできません。

防水をしっかりすることと、定期的なメンテナンスは欠かせません。
万が一雨漏りしたら、下は部屋だし、なにより重要な骨組みである木に直接影響します。
余程の理由が無い限り、私は避けたほうがよいと思います。

平面的な間取りだけに気をとられたり、はやりのカッコよさに惹かれたり、一面的な見方だけをしていると大きな失敗をすることもあります。
いろんな視点で考えることが大切です。

雨の多い気候の日本。
雨のことは十分に考えておきたいものです。  
タグ :プラン構造


Posted by ようこせんせい at 19:25Comments(4)ようこせんせい