2007年05月23日

住まいの図面

住まいづくりに必要な図面ってどれだけあると思います?

3~4枚程度のケースもあれば、30枚もの図面があるケースいろいろです。
配置図、平面図、立面図があれば建築確認申請はOK。
住宅金融公庫などの融資を受ける場合はこれに矩形図(かなばかりず)が必要になってきます。あと、あるとすると仕上表かな。最低限となるとこれぐらいになってしまいます。

配置図は、建物が敷地のどの位置に建てるかがわかります。
平面図は、間取りがわかります。
立面図は、建物の外観の形がわかります。
矩形図は、建物の基本的な断面寸法(高さ)がわかります。
仕上表は、外部や内部の仕上げ材が何かわかります。

申請関係はこれでいいのですが、これだけで住まいづくりがちゃんとできると思いますか?

私が仕事でつくる設計図は、一件の家で30枚くらい。
平面詳細図、展開図、建具表、構造図、電気図面、給排水図面、その他・・・・・
詳しくなるので、それぞれ数枚ずつになります。
他にも具体的なイメージができるように完成予想図をCGで作成したり、構造計算をしたり、省エネ度を計算したりしてチェックしたりすることもあります。

これで、住まいに使う材料がすべて網羅、住まいの性能も把握できます。
構造材の木はどんな木か、建具はどんなデザインでどれくらいの寸法か、コンセントはどこにつくか、照明は・・・配線は・・・排水管は・・・・などなど細かいところまでわかるようにします。細かい図面を書くことで建てる上で問題がないかのチェックもできます。

住まい手の思いを正確に伝える手段としてこれぐらいないと伝えきれません。
また、正確な値段を出してもらうためにもきっちり伝える図面がないと無理です。
工事がちゃんとされているかの確認をするために必要です。
変更しなければならないことが出てきても、何がどう変わったか正確に把握(内容も値段も)できて、きっちりとした対応ができます。

何よりも住まい手が、自分の家がどんな風になるのかが、ちゃんと理解、納得した上で建てられる安心感があります。

数枚の図面で曖昧なまま建てて、トラブルの元になっているケースもいくつか知っています。
いくら施工者を信頼してても、意志の疎通は難しいように思います。

みなさんなら どうやって建てたい住まいをつくり手に伝えますか?


タグ :プラン図面

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Posted by ようこせんせい at 19:21│Comments(0)ようこせんせい
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