2007年09月26日
70点ハウスでいい?
あなたは何点の住まいならいいですか?
100点と行かないまでも90点ぐらいは欲しいですよねー。
でも今は70点くらいの家がかなり建てられています
まあ合格ラインギリギリってとこでしょうか。
昔から住まいづくりは地域の工務店が担当してきましたが・・・・
世の中が変わってきて、なんでも儲け主義一辺倒。
住まいも商売道具としてだんだん扱われるようになってきました
儲けを出すためにはどうすればいいか。
そんなことばかりを考えていると、どうしても手間を省くことに夢中になってしまいがち。
なので、地域工務店のなかには20点ぐらいの住まいをつくるところから90点以上の住まいをつくるところまで出てきてしまって、住まいを建てたい人にとっては、どこが違うのわからない状態
そこで登場するのが、ハウスメーカー。
大手という資本の安心感と工業化やシステム化などによる安定性が武器
20点ハウスなんて絶対イヤ!という住まい手の気持にサクッと入り込んで成長!
このハウスメーカーの住まい、私は70点ハウスだと思っています。(あくまでも個人意見ですが)
大量生産で成り立っているので、たくさんの人に気に入られなくてはならない。
なので、個性的ではない。というか代わり映えのない感じ。
全国のどこにあっても同じ感じだし。
それぞれの住まい方に合わせた住まいではなく、
住まいにあわせていく感じです。
テレビCMなんかで、いかにもおしゃれな感じを演出していて、こんな住まい方したいなあと思わせてくれる。
でもどんなにいい宣伝文句も住まい方を強制されてる感じで、あまりいい気分ではないなあ。(私だけかな)
それに住まいは、どんなに工業化しても、今のところ手作業から逃れることは難しいようです。
かなりプレハブ化が進んだ住宅でも工場生産部分は50%程度で、残りはやはり職人さんの手によるものなのだとか。
こういった中で、営業費や宣伝費を確保するために
職人さんの手間代はかなり安く絞られています
でも、継続的に仕事があげるからーと職人さんには、そこそこの仕事をするように無言の要求
こんな中で、職人さんに100点の仕事をして!って言っても無理。
70点(メーカーから文句を言われない程度)ぐらいの仕事になるのが当り前
それにハウスメーカーの住宅はほとんど営業マンが打合せをされます。
なぜ
設計者がしてもいいのでは
と思いますが、そこはやはり経費がかかるからしない。(たぶん)
それに規格化住宅であるために、設計者の登場は必要ないのかも
そんなこんなで70点ハウスかなーと思ってます。
まあ、それでも住まいに必要とされる性能をすべて満足してるんだしいいんじゃない?
それに、大手という安心感があるし。
という方には一つの選択肢だとは思いますが・・・・
でも残りの2、30点には、住む人の個性を活かした考え方や、つくる職人さんの将来への配慮などが潜んでいます。
一見、そのあたりは贅沢な部分に思われるかもしれませんが、
そのあたりの細やかな配慮が、住まいの耐久性などには大きな影響を与えるものなのです。
70点で25年。
90点で60年。
住める時間もかなり差がつきます。
じっくりよく考えて選択しましょうね
100点と行かないまでも90点ぐらいは欲しいですよねー。
でも今は70点くらいの家がかなり建てられています

まあ合格ラインギリギリってとこでしょうか。
昔から住まいづくりは地域の工務店が担当してきましたが・・・・
世の中が変わってきて、なんでも儲け主義一辺倒。
住まいも商売道具としてだんだん扱われるようになってきました

儲けを出すためにはどうすればいいか。
そんなことばかりを考えていると、どうしても手間を省くことに夢中になってしまいがち。
なので、地域工務店のなかには20点ぐらいの住まいをつくるところから90点以上の住まいをつくるところまで出てきてしまって、住まいを建てたい人にとっては、どこが違うのわからない状態

そこで登場するのが、ハウスメーカー。
大手という資本の安心感と工業化やシステム化などによる安定性が武器

20点ハウスなんて絶対イヤ!という住まい手の気持にサクッと入り込んで成長!
このハウスメーカーの住まい、私は70点ハウスだと思っています。(あくまでも個人意見ですが)
大量生産で成り立っているので、たくさんの人に気に入られなくてはならない。
なので、個性的ではない。というか代わり映えのない感じ。
全国のどこにあっても同じ感じだし。
それぞれの住まい方に合わせた住まいではなく、
住まいにあわせていく感じです。
テレビCMなんかで、いかにもおしゃれな感じを演出していて、こんな住まい方したいなあと思わせてくれる。
でもどんなにいい宣伝文句も住まい方を強制されてる感じで、あまりいい気分ではないなあ。(私だけかな)
それに住まいは、どんなに工業化しても、今のところ手作業から逃れることは難しいようです。
かなりプレハブ化が進んだ住宅でも工場生産部分は50%程度で、残りはやはり職人さんの手によるものなのだとか。
こういった中で、営業費や宣伝費を確保するために
職人さんの手間代はかなり安く絞られています

でも、継続的に仕事があげるからーと職人さんには、そこそこの仕事をするように無言の要求

こんな中で、職人さんに100点の仕事をして!って言っても無理。
70点(メーカーから文句を言われない程度)ぐらいの仕事になるのが当り前

それにハウスメーカーの住宅はほとんど営業マンが打合せをされます。
なぜ

設計者がしてもいいのでは

と思いますが、そこはやはり経費がかかるからしない。(たぶん)
それに規格化住宅であるために、設計者の登場は必要ないのかも

そんなこんなで70点ハウスかなーと思ってます。
まあ、それでも住まいに必要とされる性能をすべて満足してるんだしいいんじゃない?
それに、大手という安心感があるし。
という方には一つの選択肢だとは思いますが・・・・

でも残りの2、30点には、住む人の個性を活かした考え方や、つくる職人さんの将来への配慮などが潜んでいます。
一見、そのあたりは贅沢な部分に思われるかもしれませんが、
そのあたりの細やかな配慮が、住まいの耐久性などには大きな影響を与えるものなのです。
70点で25年。
90点で60年。
住める時間もかなり差がつきます。
じっくりよく考えて選択しましょうね

Posted by ようこせんせい at 00:12│Comments(3)
│ようこせんせい
この記事へのコメント
全ての根源は日本文化の本質を伝えてこなかった教育にあるような気がします。おそらく歴史の中で最もバランスの取れていた時代は江戸時代であったかもしれません。明治維新以後の西洋文化の大々的な流入によりその表面的なきらびやかさばかりに目を奪われ、その後の戦争により日本はまずお金という豊かさを一心に追い求めてきました。結果日本文化の本質的な意味合い(社会的・環境的な背景)は学ばれず、単に史実と表面的な形を習うだけとなりました。そこには文化に対する誇りも信念も存在せず、表面的な流行に左右されるという風潮を生み出してしまったようです。ただ、明らかに間違った方向性を持つと判るような仕事でも、ここまで複雑に絡み合って構成される今の社会では、元に戻すことなどなかなか出来るものではないかもしれません。政治家に期待したいところですが本当に生命を賭してまで間違ったことを正せる崇高な人物はいるのでしょうか?今確実に出来ることは心ある人たちによる地道な啓蒙活動(それは仕事によるかもしれないし、直接的な運動によるかもしれません)しかないのでしょう。未来を信じたいですが、想像力の欠如した実権をもつ一部の人間との心中だけはごめんこうむりたいですね。建築はとても大切です、本質を忘れず正しい方向性が開かれることを期待します。
Posted by おせっかい at 2007年09月26日 08:33
そうですよね。
文化は面倒くさいもの、簡単に手軽に手に入るものがいいものだと教えられてきたような気がします。面倒くささにとても大切なものがあるってこと、それが自分のしあわせにつながることにみんな早く気づいてほしいです。
食に本物を求める割に住に本物を求めないのはなぜなんでしょうね。
文化は面倒くさいもの、簡単に手軽に手に入るものがいいものだと教えられてきたような気がします。面倒くささにとても大切なものがあるってこと、それが自分のしあわせにつながることにみんな早く気づいてほしいです。
食に本物を求める割に住に本物を求めないのはなぜなんでしょうね。
Posted by youko at 2007年09月26日 23:17
ハウスメーカーの建物のどこがいいんだろうと思って、ブログランキングに掲載されているハウスメーカーの紹介ブログを覗いてみました。
風呂の栓がボタンで開くのが感動だとか、洗面化粧台の紹介とか、設備機器メーカーの紹介ばかりでした。
どこがいいんだろうと考えてもそのメーカーの建物そのものがそんなに良いものじゃない。
住む人のニーズに合っているということですね。
風呂の栓がボタンで開くことに良さを感じるような人が多いということですね。
物に対する価値観は人によって違うのは仕方ないとは思いますが、何かおかしな社会じゃないかと思ったりします。
安さを求めている割には、無駄なものに価値を感じてしまっているのではないでしょうか。
風呂の栓がボタンで開くのが感動だとか、洗面化粧台の紹介とか、設備機器メーカーの紹介ばかりでした。
どこがいいんだろうと考えてもそのメーカーの建物そのものがそんなに良いものじゃない。
住む人のニーズに合っているということですね。
風呂の栓がボタンで開くことに良さを感じるような人が多いということですね。
物に対する価値観は人によって違うのは仕方ないとは思いますが、何かおかしな社会じゃないかと思ったりします。
安さを求めている割には、無駄なものに価値を感じてしまっているのではないでしょうか。
Posted by みなわい at 2007年09月27日 23:23