2007年11月13日

住まう工夫

住まいを新たに建てようとしたとき、

誰しも今より快適に!機能的に!と考えますよね。

当たり前なのですが、その意気込みがあまりにも強すぎて、何もかも完璧にしたい!
すごい意気込みを持たれる方もおられます。

人間もそうですが、住まいにも完璧を求めたらどうなるでしょうか?
何かバランスを崩したものになってしまわないでしょうか。

ある程度許容する心をもって、何がいちばん大事で次は・・・と考えてみませんか。

できないことは、自分で工夫する。自分で少しは工夫しながら住むのも楽しいですよface02

工夫で解決できなくて、住むことが苦しいものface07になるほどの住まいは問題ありますけどねicon10子供を育てるときも、まず

とりあえず元気な子が生まれてくれればicon12と願っていながら、
育てる間に勉強もできて、運動もできて、やさしい子になってほしい・・・・kao08
とあれもこれも望んでしまって、それを全部完璧に求めたら親も子もおかしくなります。

ある程度許容して人として最低限のことが守れていれば、
あとはそれぞれの個性で豊かな人間になっていくものではないでしょうか。

住まいも最低限のものは守り、可能な範囲で望みを叶えれば、あとは住まい方の工夫で豊かな生活が送れるような気がします。

許容範囲というものは、人それぞれ違うのでなんとも言えませんが、望む内容によって、一番大事なことが省かれることになるよりも、人が動くことによって解決できることであれば、自分が動く方がずっとましなような気がします。

そこに工夫があればずっとずっと人間的なような気がします。

わかりにくい話なので、ちょっとだけたとえ話を。

「木の家に住むのは気持ちがいいけど、傷がつきませんか?床に物をこぼしたりしても大丈夫ですか。」
と聞かれます。

そのときは、
「傷もいきます。でもそれが味になります。床にこぼしたらやっぱりあとは残るかもしれませんね。」と答えます。

でも、本当はもう少し言いたい。

「傷がつかないようにできるだけ気をつけてみてください。
それでも傷が言ったら蒸気をあてたりして直してみてください。
それもじゃまくさかったらほっといてください。そのうち味になります。
ささくれだったら、削って直してみてください。床に物がこぼれたらすぐに拭いてください。
小さな子供さんがいたら、まずこぼさないようにしつけをしてください。
それでも無理な時期はこぼれてしみになるのがいやだったら、シートでもひいておいてください。
そんな時期って少しの間だから。
このどれもこれもいやだったら、プラスチックの家にした方がいいのでは?」


もうひとつ「私は片付けるのが下手だから収納をたくさんとってください」
と言われたら、

「できるだけ取るようにはします。」でも、もうちょっと言いたい。

「まず片付けて整理するように努力してください。
片づけが下手なのは収納が少ないせいではないはずです。
いらないものを入れる収納をつくるのにどんどん大事なお金を払って、家族が過ごす部屋を削るのですか。
それとも安い工業化製品を使うのですか。
物を入れる箱をつくるのか、それとも人が住む家をつくるのかどっちなのでしょう。」


住まう工夫、じっくり考えてみましょう・・・・・・


タグ :工夫プラン

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