2007年11月16日
灯油が高い! 1
こんばんは
急に寒くなったと思いませんか?
今年はガソリンが高い!
灯油が高い!
と聞いていたので 今まで 石油ストーブは我慢しておりました。
が とうとう我慢できずに 今日18リットル1,602円なりの灯油を買ってきました。
う~ 高い!
吉田兼好は「徒然草」で
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。
冬は、いかなる所にも住まる。
暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。
(住まいの作り方は、夏のことを考えて作るのがよい。
冬ならばどんなところにも住もうと思えば住めるからである。
暑いときの作りが悪い家は、我慢ならない。) 」
と書いておられますが今の時代 「いかなる所にも住まる」とはいきませんね・・・
昔の家は土壁が断熱材の替わりをしていました。
今はご存知のように多種類の断熱材が出ています。
どれも一長一短。例の如く 「これが答えだ!」は存在しません・・・
大きく分けると以下の三種類に分けられます。
1 繊維系
2 発泡系
3 自然系
1は鉱物系断熱材です。
グラスウール ・・・無機質系断熱材なので安くて施工しやすい。
また 原料の確保が容易で 生産量が大きい。
高断熱・高気密・全室暖房・計画換気の仕様に沿った施工ならば
結露、ずれ下がり、劣化などトラブルは少ない。
透湿係数が高いので防湿層が必要である。
価格は100ミリで約700円/㎡。
日本の断熱材の産業利用全般としてのおよそ6割。
国際がん研究機関(IARC)の2B(ひとに対して発がん性の恐れあり)
と言う評価が有名。
ただし根拠となる試験方法が不適切だとの議論があり、
1997年にEC欧州委員会の危険物質諮問委員会(ISPRA)は
市販のグラスウールは発がん性物質から除外している。
(ただしドイツは除外に反対)
ロックウール ・・・軽くて断熱性、防火・耐火性、吸音性、耐久性がある。
透湿係数が高いため、防湿層が必要である。
価格はグラスウールと同じくらい。
日本でのシェアは少ないが欧州ではRC造や基礎の地中部分の外断熱にも使用され、
木造建築でもグラスウールと同じくらいである。
国際がん研究機関(IARC)の評価はグラスウールと同じ。
現状ではまだまだ グラスウールの断熱材が市場の多くを
占めています。
グラスウールには壁体内結露やカビ、垂れ下がり、
アスベストのように肺を傷つける?などのマイナスイメージが付きまとうのですが
長さを切断して施工するタイプではなく 袋状になったパック式の断熱材や
高性能グラスウールを用いたしっかりとした施工であれば
この部分はクリアー出来るのではないかと考えます。
ただ 今後は 施工の難易度と精度、性能と価格だけではなく
人体や環境への負荷の大きさも考慮に入れるべきです
他の断熱材についても少しずつ特徴を書いていこうと思います。
急に寒くなったと思いませんか?
今年はガソリンが高い!


と聞いていたので 今まで 石油ストーブは我慢しておりました。

が とうとう我慢できずに 今日18リットル1,602円なりの灯油を買ってきました。
う~ 高い!

吉田兼好は「徒然草」で
「家の作りやうは、夏をむねとすべし。
冬は、いかなる所にも住まる。
暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。
(住まいの作り方は、夏のことを考えて作るのがよい。
冬ならばどんなところにも住もうと思えば住めるからである。
暑いときの作りが悪い家は、我慢ならない。) 」
と書いておられますが今の時代 「いかなる所にも住まる」とはいきませんね・・・
昔の家は土壁が断熱材の替わりをしていました。
今はご存知のように多種類の断熱材が出ています。
どれも一長一短。例の如く 「これが答えだ!」は存在しません・・・
大きく分けると以下の三種類に分けられます。
1 繊維系
2 発泡系
3 自然系
1は鉱物系断熱材です。
グラスウール ・・・無機質系断熱材なので安くて施工しやすい。
また 原料の確保が容易で 生産量が大きい。
高断熱・高気密・全室暖房・計画換気の仕様に沿った施工ならば
結露、ずれ下がり、劣化などトラブルは少ない。
透湿係数が高いので防湿層が必要である。
価格は100ミリで約700円/㎡。
日本の断熱材の産業利用全般としてのおよそ6割。
国際がん研究機関(IARC)の2B(ひとに対して発がん性の恐れあり)
と言う評価が有名。
ただし根拠となる試験方法が不適切だとの議論があり、
1997年にEC欧州委員会の危険物質諮問委員会(ISPRA)は
市販のグラスウールは発がん性物質から除外している。
(ただしドイツは除外に反対)
ロックウール ・・・軽くて断熱性、防火・耐火性、吸音性、耐久性がある。
透湿係数が高いため、防湿層が必要である。
価格はグラスウールと同じくらい。
日本でのシェアは少ないが欧州ではRC造や基礎の地中部分の外断熱にも使用され、
木造建築でもグラスウールと同じくらいである。
国際がん研究機関(IARC)の評価はグラスウールと同じ。
現状ではまだまだ グラスウールの断熱材が市場の多くを
占めています。
グラスウールには壁体内結露やカビ、垂れ下がり、
アスベストのように肺を傷つける?などのマイナスイメージが付きまとうのですが
長さを切断して施工するタイプではなく 袋状になったパック式の断熱材や
高性能グラスウールを用いたしっかりとした施工であれば
この部分はクリアー出来るのではないかと考えます。
ただ 今後は 施工の難易度と精度、性能と価格だけではなく
人体や環境への負荷の大きさも考慮に入れるべきです
他の断熱材についても少しずつ特徴を書いていこうと思います。
Posted by あきこせんせい at 23:34│Comments(0)
│あきこせんせい